(13) MECM CBサーバのWindows11対応

コンテンツの更新をさぼっていたら、世の中すっかりWindows11の話になっています。執筆時点（2022年11月）では、Windows11 21H2 (ビルド 22000) ADKに対応するためには MECM CB 2107以降、Windows11 22H2（ビルド 22621）ADKに対応するためには MECM CB 2111 以降に上げる必要があります。

さすがにADKに対応していればそのOSバージョンには対応している…と思います。

ADKは後方互換性が保証されているので、ともかくCBのリリースを上げる前に最新のADKとPEを上書きインストールしておきましょう。

管理コンソールを開くと、放置プレイされた結果すでにサーバのご機嫌がよろしくないようです（苦笑）

前回うちの検証用サーバはCB 2006までバージョンを上げていました。この状態だとCB 2111 はすでに見えている（つまり一回で更新可能）ですね。では環境チェックをやってみましょう。

新機能はうちの場合必要ないのでチェックは外しています。

クライアントの更新を制御下で行いたいので、実稼働前コレクションを指定しておきますが使いまわしです。

MSDN入っているのですが、わざと期限は明日にしておこうっと。（極悪人）

サマリです。

いや、まだ何も終わっていませんけどね。

すると案の定、警告が発生したとのことなのでステータスを表示したのが以下の画面。

SQL Serverのバージョンが古いと言われても、クリック１つで移行なんかできるかい！証明書が云々は、MPとエージェントとの通信をTLSにするんだったら大事な話ですが、MDMのようなインターネット側にいるクライアントを管理する要件はうちにはないので、両方無視することにしました。

なお、ここに至るまでに同僚からのタレコミで、「.NetFramework 4.8を入れておかないと警告が出るよ」と聞いていたのですでに対処済みです。なのでこの画面では警告が出ていません。必須は4.6.2だそうですが、.NetFrameworkのバージョンは今後上がらないそうなので、4.8に上げて損はないと思います。