WSUS3〜4 更新プログラム

WSUSそのもののパッチ情報は、2016年2月時点ですが

https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2016/02/16/wsus-18/

にまとめられています。

2018/1/17現在でWindowsUpdateを2017/12月分まで適用してあるWS2012R2ではバージョン番号が 6.3.9600.18838 ですので、この表に載っていない更新が適用されていると考えてよさそうです。

※セキュリティのみの累積更新ではなく、マンスリーロールアップを適用したので、その中にWSUSの更新プログラムが入っていたようです。もはやどの月のどのパッチか特定することはできません。（セキュリティ更新でないパッチの検索は本当に面倒になりました）

もっと大事なのは以下の注意事項です。

Windows Server 2012/2012R2 で WSUS を構築していて、KB3159706 またはKB4025331,KB4025336 以降のパッチを適用した場合（Windows Server 2012R2なら6.2.9200.21848 以降のバージョンを利用している場合）、手作業でサーバの設定を変更しないと、WSUS 管理コンソールに接続できなかったり、WSUS Service が起動しないという事象が発生する可能性がある。

対策の手順は以下のページに示されています。 https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2016/05/26/kb3159706/

(1)SUSDBの設定変更

ウチの場合はSQL Server利用なのでこうなりました。

図1

(2) .Net 4系機能追加

このサーバSCCMのサイトサーバなので、もう結構役割や機能を追加しているのに、それでも有効になっていませんでしたので設定変更。

図2

WSUSサービスの再起動をしておきます。WSUS を HTTPS 経由で提供している場合はさらに追加の手順が必要なので原文を参照のこと。

そのほか、WSUS3系では以下のパッチも reccomended だそうです。

更新プログラムのメタデータを Windows Server Update Services の処理のパフォーマンスを向上させる更新プログラム
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4039929/an-update-to-improve-the-performance-of-update-metadata-processing-on
http://download.microsoft.com/download/5/3/C/53CD6658-E03C-47AD-80B0-25F85C25644F/WSUS-KB4039929-amd64.exe

なおWSUSのIISサイトを 80/tcp で待ち受ける設定している場合はこちらにも注意してください。

「Windows Server 2012 / 2012 R2 の WSUS へロールアップ を適用するとクライアントからの接続が失敗する事象について」
http://download.microsoft.com/download/5/3/C/53CD6658-E03C-47AD-80B0-25F85C25644F/WSUS-KB4039929-amd64.exe

うちの場合はSCCMのサーバなので（IISがポート80をSCCMのために使う）、WSUSは 8530/8531 が割り当たっていました。ラッキー。みなさんもIISマネージャでちゃんと確認してください。


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