[SCCM2012] テスト用サーバ構築時のメモ (1)

[1] 事前準備

・OSセットアップ。ここではそのまんまの SCCM というコンピュータ名にしておく。

・不要なサービスを停止させる

・.NetFramework3.5, IIS を有効にする。

・.NetFramework 4.0 Full版をインストールする

　　※サポートされている .Net Framework のバージョンに注意。2018年2月現在4.5.1以下のサポートはない。

・Windows Update を実行

・ADドメイン参加する。

・テスト環境では邪魔なだけなので Windows Firewall をローカルポリシーで停止させる。

[2] AD関係準備

・スキーマ拡張を行う。サイトサーバ上でインストールメディアの \smssetup\bin\x64\extadscm.exe を実行する。C:\extadscm.log ができるので内容を確認すること。

・（すでにSMS/SCCM がいるorいた場合は特に注意！）
　System コンテナに権限を付与する。サイトサーバ上でなくてもよいので、ドメイン管理者権限で「Active Directory ユーザのコンピュータ」のスナップインを開き、「表示」→「拡張機能」を有効にする。
　System コンテナに対し、サイトサーバのコンピュータアカウントにフルコントロールを割り当て、下位に継承させる。

　

重要：System Management コンテナではない。System コンテナに権限を割り当てること。
重要：本当に下位に継承できているかちゃんと確認すること（適用先がすべての子オブジェクトを含んでいることを確認）

サイトサーバ以外にSCCMの役割を持たせるサーバ（たとえば配布ポイントなど）がいるのであれば、そのサーバのローカル管理者グループに、サイトサーバのコンピュータアカウントを追加しておく。

[3] SQL Server　インストール

Microsoft提供の「System Center 2012 Configuration Manager RC2 サーバーインストールガイド」の通りにすればよい。

2014/7/3現在、「System Center 2012 Configuration Manager 評価ガイド-基本環境構築編」というドキュメントが以下のアドレスで公開されている
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30458

SQL Server 2008R2 のパッチは、SP2では動作せず、当時はSP1 + CU4 でしか動作しなかったが、SP3 での動作は確認できた。

SQL Server エージェントのインストールを忘れないことと、照合順序の選択を間違えなければ問題ない。

[4] WSUS インストール

インストールを粛々と行う。

ここでインストールするWSUS は、のちのち SCCM に制御を乗っ取られることになるので設定作業を行う必要は特にない。というか、通常のWSUS として兼用はできない。あくまで SCCM が Windows Update のカタログを処理するためのミドルウェアである

[5] システム準備ツールで確認

インストールメディアの sprash.hta を起動し「サーバーの準備がでてきているかどうかの確認」を実行する。

うまくいけばこの通り。

[6] SCCM2012 のインストール

こちらもインストールガイドの通りに粛々と行う。システム準備ツールでエラーを消すのが大変なので、ここまでくれば単純作業である。